文部科学省 令和4年度「専修学校における先端技術利活用実証研究」 

事業名

「救急救命士養成学校におけるVRを活用した臨床実習カリキュラム開発、その教育効果についての実証実験」

事業の趣旨・目的

救急救命士養成(専修)学校が有する課題に臨床実習環境の平準化というテーマがある。 救急救命士国家資格取得の為に高度な医療技術の履修環境が必要だが、現状は、各施設間の指導者・医療資機材の質量格差の問題や、病院・消防機関で行う臨地実習機会の地域間格差の問題が顕在化している。 加えて新型コロナ流行により、全国の救急救命士養成学校で臨床実習そのものが実施できない状況が発生。 学生の臨床実習環境の改善が急務となっている。 これら内外の課題を解決し、優れた救急救命士の育成環境を構築するため本事業プロジェクトを企画。

当プロジェクトチームは、実写VR制作技術を使ってリアルな現実空間を教材化し、非集合・非対面の環境でも利用可能な臨床実習プログラムの開発を目指す。 さらにVR映像配信・視聴システムを用いて、在宅環境下におけるリモート型VR授業の実証実験を行い、国家受験資格取得に必要な実習時間を満たす事のできる新たなVR授業カリキュラムの創出に取り組む。

本研究を通じて、新しい生活様式の環境下においても学生に質の高い医療技術学習の場を提供し、高質な臨床実習経験値を持った人材の育成に寄与する高度教育カリキュラムの構築を最終目的とする。

成果報告書

令和4年度においての開発した教育カリキュラムおよび、実証研究より取得した研究データ等を含めた成果報告は以下の通り。

成果報告書